少し前にやらかした書籍化なろう作家の話
皆さんこんにちは。馬込巣立です。
今回はアニメ『回復術士のやり直し』のアニメ感想文を書いていた時期、ここでネタにしたかったものの感想記事に労力を割いていたため見送った話題があるのでそれを記事にしました。
正直もう旬を過ぎている内容ではありますが、お付き合いいただければ幸いです。
因みにタイトル見れば何となく察するかと思いますが普通に書籍化したなろう作家さんの名前を出しますし、出した上でそこそこ強めに批判するのでそういうのが苦手な方はブラウザバックすることを推奨します。
私は以前ライトノベルのレビュー動画が企業によって消されるという事象について、このような記事を書きました。
多分このブログやってて一番コメントがついたし一番荒れた記事でもあるわけですが、当時と今とで特に大きく意見が変わったりはしていません。
要するに私個人の考えとして「企業が顧客のレビューを削除するという動きは望ましくない」というのがあるんですね。 これをまず念頭に置いていただきたい。
で、先日とある方のなろう小説レビュー動画が権利者削除されました。
削除された動画の投稿者はシドエグさん。チャンネルの名義は「なろう考察レビュー」となっており、まだ活動開始から半年も経っていない方です。
で、こちらの方の削除された動画で扱われていた作品が
『おい、外れスキルだと思われていた《チートコード操作》が化け物すぎるんだが。〜実家を追放され、世間からも無能と蔑まれていたが、幼馴染の皇女からめちゃくちゃ溺愛されるうえにスローライフが楽しすぎる〜』
※以下、『チートコード』と呼称
というなろう小説です。タイトルなげぇよ。
せっかくなんでついでにこの作品が掲載されているなろうのページのURLも貼っときましょうか。これ書籍化してるらしいんで読んでみて気に入った人は買えばいいんじゃないですかね。私はつまらなかったので買いませんけど。
https://ncode.syosetu.com/n8672gi/
そして今回私が今まで見てきた中でもトップクラスのクソ野郎と断じている書籍化なろう作家がこれの作者、どまどまという奴です。コイツに限っては呼び捨てで問題ないと判断しています。
じゃあなんで私がこの作者を毛嫌いしているのか、そこを順々に説明していきましょう。
まず最初に私が観測したのはシドエグさんによる『チートコード』のレビュー動画でした。
内容は批判的なものの矛盾点や登場人物の情緒に対する疑問点を突く形でのものであり、まあ私としては最終的に物語としてどうなのかというクオリティの点に触れてほしかったものの誹謗中傷などが含まれるような内容ではありません。
ですが、シドエグさんが投稿した動画は投稿されてからしばらくして権利者削除の憂き目に遭います。
削除を申請した相手の名義は「双葉社」。
恐らく書籍を双葉社のレーベルから出していたのでしょう。なるほどだったら忌々しいものの著作権は向こうと作者が所有しているわけですし、そういう挙動をする出版社もあると諦めるべきなのかもしれません。
……という理屈が通るのは書籍の表紙などが動画内に提示されている場合のみです。
シドエグさんの動画を見てもらえばわかるんですが、使われている画像は小説家になろう内の文章のみ。双葉社から出されている書籍の表紙などは一切引用されていません。
更に言えば作品のURLをシドエグさんは動画概要の部分にて公開しているため、このなろうにおける文章の著作権においても引用元を提示している以上法令遵守の範疇に収まる使用法であるはずです。
つまるところ今回消されたなろう考察レビューチャンネルの動画に関しては誹謗中傷による名誉毀損ないし侮辱罪も著作権法違反も該当しないんですよ。
なんで双葉社なんていうデカい会社がそんな後々自分らが不利になるような真似をしてしまうのか。そこがすっげぇ引っかかったものの、後から一般サイコパスさんによって提供された情報が一つの可能性を示しました。
まずその流れをシドエグさんが簡単にまとめた動画のURLを貼りますね。
詳しい内容はこの動画で言われていますがこちらでも簡単にまとめると、過去に双葉社から権利者削除を受けた経験のある一般サイコパスさんが「名義が違うくね?」との疑問を提示してきたんですね。
どういう事かというと、一般サイコパスさんが過去に権利者削除された際の双葉社の名義は「株式会社双葉社」だったそうなのですが、今回シドエグさんの動画に削除申請した相手の名義は「双葉社」とだけ記載されていたようなんです。
となると頭株を抜いた名義で削除申請してきたのは果たして本当に双葉社なのか、という疑問が湧いて出るわけですがぶっちゃけこれに関しては私の立場からでは何も断定できません。
もちろん「原作者のどまどまが双葉社の名義を使って動画を削除した」という可能性はありますけれども、それはあくまで可能性があるってだけの話でしかないんです。例えば(ほぼあり得ないという前提を無視して言うと)双葉社が「間違いなく弊社の判断によって削除申請しました」と言えば疑念はどうあれそう受け止めるしかなくなりますから。
ただ、この話にはほぼ確実と言い切っても問題ない部分があります。
それは『チートコード』原作者のどまどまが「書籍関連の画像を用いていないレビュー動画が双葉社名義による削除申請によって消される」という結果を良しとしたって事です。
少なくとも原作者の許可すら得ずに商品と何ら関わりのない動画を企業が消すなどあり得ませんから、仮に真実双葉社が削除申請したとしてもどまどまによる許可が発生していないはずがないんですよ。
仮にこれでどまどまが「いや、自分とこには双葉社さんから話来てませんでした」って言うなら、いや絶対にそうじゃないとは思いますけど別にそういう動きするならそれで構いませんよ。その時はその発言のスクショ撮影した上で双葉社に「なろうの運営はヒナプロジェクトであってテメェらじゃねえだろ何勝手に著作権主張してんだ」と直接クレームの電話入れればいいだけなので。
それで双葉社の社員から「いやウチはそういうケースにおいて必ず原作者さんに確認してます」って返ってきたらその時はここでその通話の録音データ公開するんで今度こそどまどまは終わりです。
もし本当にそんな事態になったら私の手でアイツぶっ潰しときますわ。
もうこの時点で自作品に向けられた批判的感想を消すっていう、私が一番嫌いなタイプの作家像が見えてきてしまいました。
因みに本人の感覚としてはこんなもんらしいです。
どまどま「スルーっていうか、著作権侵害かつyoutube規約違反なんですから削除されるのは当たり前だと思うんですが、なにかおかしいですか?」
引用元のURLを提示して一切の罵倒を用いず作品を評価してる動画相手に何言ってんだコイツ。
まあ多分法律とか難しくてよくわからないんだと思いますけど、それで他人に迷惑かけるなら相応の報いは覚悟しとけって話ですわ。少なくとも私はコイツの名前を見たらその書籍絶対に買わないと決めましたし。
で、ここでの一般サイコパスさんとの会話も(正直言うと一般サイコパスさんの発言も含めて)頭痛くなるような内容だったんですけど、それからどまどまがツイートした内容及び挙動もちょっと酷い。
これ見るとわかる通り、一般サイコパスさんに向けて信者ファンネル飛ばしてるんですよ。
いやそれはダメだろ。
例えば以前あった『無職の英雄』amazonレビューの件でも信者ファンネルなる言葉は界隈で使われていましたよ。具体的には原作者がWEB版最新話のあとがきで批判的レビューについて触れたらその作品のファンが当該レビューを削除すべく動いたってやつ。
しかしアレに関しては「信者がそんな動きをするとは作者も予測していなかった」みたいな言い訳ができる分まだマシですよ。直接けしかけた痕跡はないので。
でもコイツの場合「ひどくないですか?」つってTwitter上のフォロワーに同意求めちゃってるじゃないですか。これで後々「まさかファンの方々が暴走するとは思っていなかったので」みたいな言い訳しても無理でしょ。その理屈は大人として通らないでしょ。
で、このツイートはただ信者ファンネルを飛ばすだけに留まりませんでした。
今も確認すれば多分見られると思うんですけど、動画を削除されたシドエグさんがリプライを送ったんです。
そしてこの動画投稿者としての誠意ある問いかけに対し、どまどまは今日に至るまで一切返事をしていません。
丸一日経過しても返信がないのを見かねて私もどまどまにリプライを送りました。
多少皮肉を込めたっつってもこれ言われて反論できない立場のはずなんですよね、あのクソ作家。
まあこのリプライもシドエグさんのリプライも一ヶ月近く無視されているので多分逃げてんだろうなと思います。
以上の流れを経て、真相がどうであれどまどまは創作者として失格であり自由を重んじる私の敵であると認知しました。
これで私が前言撤回するとしたら先に述べたように双葉社が社名を汚してでも彼を擁護するパターンのみとなりますが、まあ流石に無いでしょう。双葉社と無関係な画像を用いたレビュー動画に対して双葉社が原作者に確認もしないまま著作権侵害による削除申請をするなんて普通に考えてあり得ないので。
で、とりあえず今回の件を受けた私個人の判断でどまどまに向けてささやかなプレゼントをしておきました。
以下に貼りますはどまどまが2015年に書いた短編小説、『作者がエタったせいで、私は処女のまま四十歳になりました』という作品のURLです。
https://ncode.syosetu.com/n1545ct/
まだ小説家になろうの流行に迎合せず、恐らく自分の書きたい作品を書いていたであろう時代のどまどまの小説がこれです。
別に「これを書いていた時代のどまどまは今と比べてまともだったんだろう」とかそういう話をしたいわけではありません。ただこれともう一つの短編に関しては完全に流行とかそっちのけで書かれた内容の作品なので、まあタイムパラドクスゴーストライター的に言うなら“君にしか描けない作品”というやつなんでしょうね。
なので頑張っていたあの日のどまどまに向けて、少なくとも書きたいもの書きながらこの短編よりもよっぽどポイント稼いでるアマチュア作家から感想を送ってあげました。
頑張れ、あの頃のお前!
以上、「大嫌いなタイプの作家に向けて私が嫌がらせをした」というそんなつまらないお話でした。
良ければまた次の記事でお会いしましょう。