不在の巣

なろうで小説を書かせてもらっている馬込巣立のブログです

島国先生という人がいたんです

 こんにちは。馬込巣立です。

 

「一週間は毎日ブログを更新し続ける」と言いながら昨日は仕事とTRPGのセッションに時間を費やし、気付けば書き終えた頃には日付が変わっているという醜態を晒しましたが私は元気です。

 

 それで今回は私の過去の話をするのですが、まず身バレを防ぐという意図もあり一部フィクションを織り交ぜさせて頂くという事だけ先に提示させてもらいますね。

 

 過去の話というとまあ妥当で無難なところで子供の頃の話をしたいと思うんですけど、私が小学生の頃の担任で島国先生という女性の先生がいたんですよ。

 本名じゃなくて仮の名前です。なんかどっかの島出身という話だったので。

 

 それでこの島国先生、生徒がやった事の良し悪しを多数決で決めるわ(大半の子供達は先生が怖いので基本先生が望んだ方に投票する)、生徒を「偉い人に怒ってもらう」という意図でもあったのか事あるごとに校長室まで引っ張ってくわ、給食の時間やら何やらで男子の前に女子が横入りする分には女子を庇うわってな具合でまあ一言で表すならクソ教師だったんですね。

 

 で、彼女本当なら二年間私達のクラスを担任するはずだったんですけど一年で別の先生に変わったんですよ。

 何故変わったのか当事子供でしかなかった私には知りようもない話ですが、可能性としては

 

・一部男子生徒達の成績が見事にがくっと落ちたから

・島国先生が生徒にいじめられたから

 

 この辺じゃないかとあの頃を知る身としては推測しています。

 

 前者はまだしも後者はあり得るのかと疑われる方もいるでしょう。でも実際あの頃の島国先生いじめはヤバかったんです。いやあ思い出すだけで「子供の残虐性えげつねぇな」と我が事も含みながらドン引きしてしまう程に苛烈だった。

 

 どんな事をしたのか明示すると確実に閲覧した皆様から攻撃を受けるレベルでやらかしてたので詳しい話は伏せます。強いて言うなら法律に違反するような真似はしていない、とだけ。

 

 で、島国先生との戦いを終えた我々が新しい担任を迎え入れ、そちらは極めて良好な関係を築いていったのは良い事なんですが問題が一つあるんですよ。先にちらっと書きましたけど。

 

 度重なる女尊男卑と理不尽な多数決での吊し上げによってクラスの半数近い生徒の成績がそれまでのものと比べて格段に落ちてたんです。

 

 私に関して言えば元々親に毎日全教科2ページずつのチ○レンジを強制されていたので言い訳できないんですけど、普通に毎日100点取ってた子供が学年変わってしばらくしてからテストで6点とかしか取れなくなったらそりゃ普通の親はびっくりしますよね。

 

 で、こういった形で生じた成績の低下って不可逆ってわけではないんですけど持ち直すのにとんでもないエネルギーを要するんです。

 何故かというとそもそも勉強自体が「大嫌いな先生にさんざっぱら押し付けられてきた」という嫌な記憶に接続されている作業なので、そのストレスから逃れようと勉強しないように心掛けてしまうからなんです。いや適当言いましたけど、チ○レンジ押し付けられまくった自分が勉強に嫌悪感を抱いた理由もそうだったので。

 

 つまり身も蓋も情け容赦もない事言うと、大半の生徒は一度馬鹿になったら馬鹿のまま卒業していくんです。

 新しい担任はとんだとばっちりですし、何より精神的なダメージも込みで生徒側の被害が甚大過ぎたのが問題としては大きいですね。

 

 とはいえ、これってそんなに絶望的な話でもないんです。

 例えば私は今でも勉強が大嫌いで大嫌いでしょうがないし、何なら顔を見つけ次第殺してやろうと思って自宅に送られてきた冊子に添付されてた赤○ン先生への質問で「先生はどんな顔してるんですか?」とか馬鹿正直に訊くくらい勉強をやりたくなかったクソガキでした。

 

 でも、こんなんでも四年制大学を留年する事なく卒業してます。

 

 多くの大人は「もっと若い頃から勉強しておけば良かった」と言いますし思います。それは勉強が嫌いな私も思う、普遍的な価値観でしょう。何なら突出して優れた人ほどその気持ちは強まるものなのかもしれませんね。

 

 一方で、この情報化社会において「知ろうと思えば何でも学べる」のもまた事実。

 

 かくいう私も小説家になろうにて「平凡な男子高校生が異世界転移する」という話を書く為にわざわざアブレシブジェット切断について勉強したりしたものです。ネットの力は偉大ですわ。

 

 何が言いたいのかというと、要するに「全てを島国先生のせいにして自分の馬鹿さ加減を正当化はできない」という極めて当然の話なんです。

 中学時代に「小学校時代にあのクソ教師に当たらなければ俺らもこんな成績悪くなってなかったのになあ」とか言ってた奴がいたので、それを再確認したかったんですよ。

 

 さて、それでは最初から勉強が嫌いで尚且つ今の人生にそこまで不満を抱いていない私に島国先生に対する憎悪が無いのかというとそらまた別の話で。そりゃね、あんだけ好き勝手されりゃね……。

 

 まず何だかんだ言って私も校長室に連れてかれた事が三回くらいありました。「いやなんでクラス内で解決せずにこっち来た?」みたいな表情の校長先生と目が合った時の気まずさったら。

 

 あと多数決で善悪を決めさせるのもね……。そもそも「先生が怒ってる」という事態を前に小学生が逆らおうとするかというとぶっちゃけ無理なので出来レースでしたしね……。

 あれで冤罪で悪かったことにされた友達がいたのもあって未だに彼女の人間性を疑ってる状態なんですよ。私や他の友人数人は「○○君が悪いと思う人ーっ」と言われても手を上げませんでしたけど(ただし私は「悪くないと思う人」という部分でも手を上げず日和ってました)。

 

 それで結果的に生徒→先生という図式でのいじめにまで発展して、結局二年目に入らないまま別の先生が担任になってくれたんです。

 この記事の中で言うの二度目になりますけど今思うとあの人も大概外れくじ引かされたよなぁ、と若干同情してしまいますね。生徒からのいじめが原因で先生が変わるとか学園モノのドラマみたいじゃないですか。それで自暴自棄になってたのか知りませんけどマジで学園モノのドラマの主人公みたいな若干鬱陶しいテンションで絡んできましたからね当時の新しい担任教師。

 

 まあそんなこんなで島国先生との血で血を洗う小学校生活は一年しか持たなかったんですが、今思うと本当に酷い事をされてきたししてきました。

 本当に詳しい話は省きますけど理不尽な事をされた分だけ「よう最後まで毅然としていられたな」と大人になった今こそ思うレベルで追い詰めまくってたので、意識だけが当時にタイムリープしたら全力でクラスと担任の仲を取り持とうとするんじゃないかと妄想してます。言うて多数決の段階で裏切りそうで怖い。

 

 現場からは以上です。それではまたお会いしましょう。