不在の巣

なろうで小説を書かせてもらっている馬込巣立のブログです

平成の終わりに

 おはようございます。馬込巣立です。

 

 本日2019/04/30は、平成最後の一日となります。なので私も改めてブログの方で平成と共に自分のこれまでの人生を振り返り、少しずつでも触れていこうかなと思った次第です。

 が、自分の人生を振り返ってたらクソゴミカスみたいなアホほどバカ暗い話になってしまったので急遽予定を変更し、最近あった創作関連の話題で平成を締めくくる事としました。

 

 さて、その前に一つ創作活動とは無関係な話を。これも平成最後の記事に残しておきたい話ではあるので。

 

 実は昨日(2019/04/29)の昼から夕方にかけて、私はGoogle Playにてあの名作アニメケムリクサ全12話をぶっ通しで見てきました。

 というのもあのままだと私が平成最後に見たアニメ作品が怖いもの見たさで見た賢者の孫第2話になってしまうからでして。いや孫のファンの方には申し訳ないんですけど「何が悲しゅうてあんなもんで平成の終わりを飾らにゃならんのだ」と思い、急ぎ名作アニメで口直しをした次第です。

 

 とは言っても別にこの記事でケムリクサの感想を述べたりはしません。強いて言うなら優しい物語でした、とだけ。以上! 感想終わり! これ以上は野暮!

 

 では創作関連の話に戻ります。

 

 ご存知の方はご存知かと思うのですが、私は現在「足跡まみれの異世界で」という作品を小説家になろうの方で連載しております。

 で、その作品がもう平成も終わろうかというこの時期にランキング入りを果たしました。以下にその証拠画像を貼っておきます。

 

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 いや、よう入れたなこんな逆張りだらけの似非なろう小説が。

 自分でもつまらない作品を書いているつもりは毛頭ないんですけど、こんな場所に作品の名前が載るとは思っていませんでした。

 ぶっちゃけるとランキングに入る作品って常になろうのメイン読者層に「水商売かよ」ってレベルで媚び売ってる作品か、そうでなければ相互評価や複垢でポイント不正してる連中の作品ばかりだと思っていたので。どちらも未達成な自分の作品は細々と連載し続けるものだと確信すらしていたんですね。

 底辺脱却したりとかもあって「もっと人気出るかなぁ」とか夢見たりはしましたけど、まさか119位とはいえランキングに載るとは。いやはや世の中何が起きるかわからないものですわ。

 

 おかげでこの記事を書いている現在ではブックマーク件数201件ですからね!

 これって2回も底辺卒業してますからね! 我ながら大したもんっすわ!

 

 

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 さて、ここで一つ言いたい事があります。

 もしこれを読んでいる貴方がWEBで小説を書いている誰かだとするのなら、今回の私に起こった平成最後の奇跡をどうか忘れないで欲しいんです。

 あくまで私が見てきた範囲での話になりますが、WEB小説界隈に詳しい人は数字を稼ぐための方法を提示する上で以下のような理論を繰り広げます。

 

・複数投稿して一番読者の食いつきが良かった作品を連載しろ。

・自分が書きたいものは後回し。まずは読者ウケを狙え。

・毎日投稿しろ。一日5000文字以上書け。

・食いつきが悪い作品は消すかさっさと終わらせろ。

 

 これ、別に間違ってはいません。というか数字を稼ぐ上では正しい意見とすら言えます。読んでて引っかかるという人の気持ちもわかりますけどね。

 ただ、上に書いてある要素を全部ガン無視した私の作品がランキング入りしたのもまた一つの事実。「足跡まみれの異世界で」も連載開始から半月くらいの間は0ポイントでしたからね。ホントようランキングに入れたわこんなのが。

 

 まあ何が言いたいかというとですね。敢えて厳しい言い回しをしますけれども。

 

 好きでもない主流に飲み込まれるな。

 邪流が好きならそれを最後まで貫け。

 

「好き」がどれほど大切かなんて、それこそ冒頭でちらっと話題にしたケムリクサでさんざ言ってたでしょう。いや見てない人には申し訳ないですけど。この記事の中でネタバレは一切しないから見てください。絶対に無駄な時間にはならないので。

「なろう界隈はノイジーマイノリティが多いなあ」くらいの感覚で良いんですよ。少なくとも私の作品を評価してくださったのはサイレントマジョリティに属する人だと勝手に思ってますし。

 書いてさえいればその内ちゃんと評価される日は来ると思うんですね。私のランキング入りもまとめサイトで一度取り上げられたのがきっかけになったみたいですし、スコッパーの方々はその辺ちゃんと内容をレビューしてくれます。

 

 もちろん純粋にポイントを稼ぐのが好きだとか、自己承認欲求や自己顕示欲を満たすのが好きという人もいるでしょうから、そういう意味では先に挙げた主流も立派な一つの方法です。ただ、好きでもない主流に乗っかるのが苦痛に思えてきたらその流れに乗るのをやめても構わない、というのを私の意見として提示したい。

 最終的に目指す方向が同じなら方法を変えるだけで逃げた事にはなりません。例えば書籍化を目指しているのなら「最後までなろうで書籍化できなかったのであちらは訓練の場として割り切り、その後普通に賞に応募しました」でも良いんです。

 

 創作に最も必要なのは創作以外の全てであり、最も大切なのは自分自身です。

 私は「書店のライトノベルコーナーに異世界チートものばかりが並んでいる現状が我慢できず、00年代前半の多様性を取り戻したくてなろうに殴りこんだ」という目的意識で作品を書いている、邪流も邪流な作家です。それは自分の欲望を優先した上での判断であり、今も間違っているとは思っていません。今後も逆張り小説「足跡まみれの異世界で」を書き続けて「テメェら現代日本人が異世界に行くって設定で話作るならこのくらいやってみせろや」と暗に主張し続ける事でしょう。

 まあ、そんなん言ってる間に異世界転生・転移から異世界の原住民によるチート無双が主流になりつつあるの爆笑ものですよね。パーティ追放からの逆襲ネタが流行ってるんでしたっけ? あとSSSランクとか最強とかタイトルに入れときゃいいんでしょ。

 

 ともかく、完結するか死ぬまでは今の作品一本に集中していく所存です。んでもって連載が終わったら今度は仮想現実空間で能力バトルするサイバーパンクなクライムアクションでも書こうかなと思ってます。おじさんの心はいつでも14歳さ。

 

 それでは、現場からは以上です。