不在の巣

なろうで小説を書かせてもらっている馬込巣立のブログです

読書感想文『村から始まる異世界王国誕生物語』

 こんにちは、馬込巣立です。

 今日は久々に書き始めた小説の進行が早速滞り始めたので、気分転換も兼ねて新しいカテゴリー「読書感想文」と共に記事を書いていこうかと思います。

 このカテゴリーで作品を紹介する場合には「ダイレクトマーケティング」と異なりネタバレ全開で個人の感想を書き散らばす予定なので、その点については先にご了承ください。特に今回は批判的な内容を多く含みます。

 

 ブログ閲覧者の皆様の中にはもしかしたらご存知の方もいるかもしれませんが、私は『村から始まる異世界王国誕生物語というなろう小説を読んだことがあります。

 多分「なろう 肉の両面焼き」で検索かければわかるでしょう。この文字列だけで「ああ、あれね」と察する方もきっといるかと思います。そのくらい良くも悪くも一部分だけが突出して有名。

 

 

 

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 まずどうしてこの作品を読んだのか、そしてどうしてこの作品の感想を今更になってブログで書こうと思ったのかについて説明しますね。いらないという方は途中で愚地独歩の画像を貼り付けますので、そこまで下りていただければ。

 

 まず最初にこれを読もうと思ったきっかけについて。

 当時、Twitterにて局所的にこの作品の話題がふっと出てきたんですね。「文章がゴチャゴチャしてて何書いてるのかさっぱどわがんねぇ!」と言われていたので、文体の硬さについて指摘を受けた経験者として何か実りある発見があるかもしれないと思い反面教師にしてやろうと読み始めたわけです。

 つまるところ、なろうで連載している自作品の改善に向けて「読みづらい文章」なるものを勉強したいと思っていたのが主な要因としてあります。

 多分皆さん気を遣われてると思うんですが私の作品ってあまり感想欄で批判されないので、こうして明確にダメな部分が前に出ている作品を通して執筆する上での不作法などを学んでおきたかったんですよ。そういう批判的な意見って他人に向けられたものでも結構参考にできるものですし、事実これまでにも結構参考にしてきましたから。

 そういった経緯もあってこの作品を「長い話でもなさそうだな」と最初から最後までぶっ通しで読んで休日の半分以上の時間を使い果たしました。長いじゃねえか。

 

 で、端的な感想はTwitterで述べたのですが、本格的に書こうと思うとなろうの感想欄でも読む気失せるくらいのすんげぇ文章量になりそうなんですよ。何ならもう作者が感想欄見てなさそうだから書いても意味ないですし。

 なのでこちらのブログに今一度書き起こそうと思った次第です。こうして自分が「つまらない」と思った点をまとめるのも、それはそれで復習になりますしね。

 では独歩ちゃんの画像を挟んでから改めて感想に移りたいと思います。

 

 

 

 

 

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作品の概要

 

 この作品の趣旨としましては、「転んで頭打った拍子に異世界へと飛ばされたゲーム好きの主人公が手作りの発明品で困難を乗り越える」というものです。

 異世界が舞台となる話ですが、主人公がやっていたゲームのキャラクターを召喚するための機構が既に存在していたりもします。なので完全なる「異なる世界」ではないのかもしれませんね。電脳空間に作られた仮想現実なのか、異星人が地球人を拉致して整った環境下に放逐して観測でもしているのかはわかりませんが。

 で、一番有名な肉の両面焼きのシーンですが実際読んでみるとそんなパッとするシーンでもありませんでした。もっと他にダメな部分があるせいでそこに意識割いても仕方ないというか。

 作品の概要としてはそんなところでしょうか。では本格的に感想に入ります。

 

 

 

良かった部分

 

 最初はこの作品の良い点から書いていこうと思います。なろうの感想欄もそうですけど、褒める→批判・指摘→総評・一言という順番は感想を書く上で大事になってくる気がしますね。まずは褒める。大事なことです。

 

 

魔法ではなく発明品を用いる事で活躍する主人公

 

 これについては個人的に文句なしの発想だと思っています。

 何というか私が思い浮かべる典型的ななろう主人公って、魔法とか身体能力が優れてる割にモノづくりにも率先して挑むイメージがあるんですよね。この作品の主人公は自分で発明した物品を用いて魔法や身体強化の代用としているところが散見されて、結果的に主人公の優れている点を際立たせると同時に説得力も生んでいるんです。

 よく「創作物にリアリティを持ち込もうとするな」という人がいますが、多分「現実的じゃない」という意見が内包しているのって現実にあり得るかあり得ないかではなく読者として納得できるかできないかだと思うんですよ。そこで必要なのは作中で現実を模倣する力ではなく、作者が規定した作品内の事象に読者を納得させる説得力なわけです。

 わかりやすく言うと死んで神様から授かったチート能力を「これが俺の力だ!」と主張すると「神様の力であってお前の力じゃないだろ」という読者も一定数生じてしまうわけです。これって気にする人は結構気にするみたいなんですよね。私もちょっとそういうところあるんで気持ちはわかります。

 

 そこでいくとこの作品の主人公は割と“自分の力”を発揮する場面が多く設けられているように思えるんですよ。

 例えばなろう小説で多用されるステータスという概念があります。筋力や素早さなどを数値化してまとめたもので、よく「ステータス、オープン」と口に出して言うと自分のステータスを確認できるというのがなろう界隈ではある種の常識となりつつあります。私はその常識嫌いですけど。

 しかしこの作品でのステータスは主人公の発明品を通して初めて観測できるように設定されており、「どうしてステータスを閲覧できるのか」という問いかけへの答えを明示していると言えるのではないでしょうか。ここは本当に素晴らしい点です。

 

 

ゲームのキャラを従えるという発想

 

 これは先に挙げた長所と実質的にセットのようなものです。

 というのも、基本的にチート主人公って一人で何でもこなすジェネラリストが多い印象があるんですけど、この主人公は「ゲームのキャラクターというスペシャリストを複数召喚して味方につける」という形で力を行使するんですね。

 それも無制限にというわけではなく、召喚できる相手が限られているような描写も見受けられました。

 

 基本的に難事を乗り越えようと思ったら単独のジェネラリストよりも複数名のスペシャリストで挑んだ方が個々の負担が分散して各々の得意分野に集中できるので、効率を考えるならこの方がいいんですよ。仲間との絆だとか人間関係がそのまま物語の流れに反映されたりだとかするので演出的にも問題ないですし。

 そういう点で言えばこの作品における主人公の強さは物語上無理のない構造になっています。つまり「あいつ一人いれば良いじゃん」と思わせずに済む性質を持っているというわけですね。

 ゲームのキャラを従えて、というのはソーシャルゲームに慣れ親しんだ現代の読者にとってわかりやすい部分もあるでしょう。

 

 とにかくここでは何よりも「一人で何でもやらない」というのが大事なんです。他の登場人物を活躍させる場面が用意しやすくなるので。

 

 

 

悪かった部分

 

 次はこの作品のダメな箇所を挙げていきます。

 ぶっちゃけこれは誇張でも比喩でもなしに短所の方が長所よりよっぽど多いのでめちゃくちゃ長くなると思いますが、ご容赦ください。

 とりあえず先に総合してしまうと「文章がしこたま読みづらい」という一点に集約されるのですが、要素が多いのでここではそれらを分析していこうと思います。

 

 

必要以上に漢字を多用しすぎ

 

 読んでてちょいちょい気になったのですが、序(ついで)や心算(つもり)といった常用外の漢字が多用されています。他にも「~があるくらい」を「~が有る位」、「~のような」を「~の様な」と表記していました。

 これは読者側の読みやすさを考えると悪手も悪手です。私も小説を書く上での漢字の扱いに関しては未だ勉強中ですが、この作品における漢字の使い方は勉強不足だとか以前の問題と言えるでしょう。

 

 

疑問符も乱用しすぎ

 

 先に挙げた漢字の多用が「気になった点」ならば、こちらは「気持ち悪かった点」と言えます。

 この作品の登場人物、語尾に逐一「~だけどね?」「~だからね?」「~ですが?」と疑問符をつけまくって喋るんですよ。そういう口調のキャラとかじゃなしに、ほぼ全ての登場人物が、です。

 普通はそんな疑問形で終わらせるような喋り方しませんし、するとしてもネット掲示板で相手を煽る時くらいなものでしょう。少なくとも私が主人公の立場ならイライラします。

 仮にこの口調が当たり前の異世界なんてもんがあったとして、そこに転移しようもんなら絶望しかないでしょ。私なら十日以内に発狂する自信すらあります。

 

 

文章作法が不安定極まる

 

 小説に限らず、文章を書く際には意識すべき作法というものがあります。

 例えば小説を書く際、三点リーダは「……」と偶数個打ち込むのが常道とされています。また、感嘆符や疑問符の後に続けて文章を入れる場合は一文字分の空白を設けるのも作法の一つです。小学校の作文で指摘されるものとしては、文頭に一文字分の空白を設けるというものもありますね。

 で、実のところこれらは「必ず遵守しなければいけない」というものではありません。まあ私は他人の作品の感想とか書く時に気になったら言及しますけど、他人からの言及を受けた上で「直すの面倒なのでこのまま通します」というのならそれもまた書き方だと思うんですね。

 

 しかしこの作品における文章作法は第一話の時点でちぐはぐなんですよ。

 三点リーダを一つだけ用いたかと思えば「・・」と中点を二つだけ打ち込んでたり、「」や()の中でも文末に「。」をつけたり、かと思えば地の文の末尾には「。」を打ち込んでいなかったりしています。

 ここまで一貫性がないというのは小説を書こうとする上でちょっと問題です。書いてる本人が自己満足でやってるならそれも良いんですけど、公表している以上は読みやすさについてある程度考えないと公表している場で袋叩きに遭いますから。

 実際感想欄でも結構叩かれているようでした。まあ気持ちはわからんでもない。

 

 

主人公が人格破綻者

 

 もう項目名の時点で致命傷な気がしますが、ちゃんと説明したいと思います。

 

 まず主人公ですが、異世界に行って最初に遭遇した女の子としばらくの間は敬語で接するんですね。そら私が転移しても異世界人相手にいきなりタメ口叩いたりできませんからそうなるだろうなとは思いますよ。

 ただしばらく話して名前を名乗る段に至ってから急にタメ口になるんですよ。それで相手に「それが本来の話し方なのか」と問われた主人公は、あろうことか「なるべく初対面の相手には丁寧な奴と思わせて油断させるのが俺のやり方だけど失敗したな」などとほざきやがったんです。

 右も左もわからない状況下で自分が相手を油断しないようにするならまだしも相手を油断させてお前は何がしたいの?

 しかも相手は言葉が通じるように魔法をかけてくれたり世界の常識について教えてくれた人達ですよ。明らかに非合法な組織とかカルト教団とかならその思考もわからんじゃないですけど初対面の自分をわざわざ世話してくれた外見年齢10代な娘二人相手に謎のマウント取ってイキるってのがもう最高にダサい。甘やかされて育った結果自分が絶対に正しいと勘違いした小学校低学年のアホな子供めいてる。周囲に彼を叱ってくれる人はいなかったのでしょうか。

 恐るべきことにプロローグからこんな調子ですが、その後も相手が知っているはずもない情報をひけらかして「おつむのレベルは低いらしい」みたいな発言したりしてます。お前、その人に色々教わっといてお前……。

 

 しかも残念なことにこの主人公が最もヤバいのはプロローグではありません。

 第5話の中盤~後半にかけてです。

 

 主人公が洞窟の奥にある台座でゲームのキャラを召喚するシーンなんですけど、召喚された女性は跪いてから主人公の手の甲にキスをします。

 これ自体は忠誠の表れというかそういう説明をつければ納得はできます。特段違和感を覚える箇所でもないでしょう。

 しかし、ここで主人公はこんな発言をしやがります。

 

「おう、やはり女性にこの忠誠の証しの立てかたを教えたのは正解だな。キスや抱擁でもよかったが、この方が面白い。」

「俺もお前らに再び会えて嬉しい限りだ。これからはまた、俺の手足となって働いてもらうぞ?」

 

 

 

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 原文ママです。イカれてんじゃねぇのお前。

 初見の時には本気で引きましたからねこのセリフ。やれ制服を着用した未成年者が猥褻な行為をどうのこうのと創作物の中でさえ女性の扱いについてとやかく言われる昨今、私もそういった表現の規制を謳う連中を少々煩わしく思っている派閥なのですがここまで女性を貶めるなろう小説を私は他に知りません。

 いやこれが例えばですね、ファンタジー世界の盗賊団のリーダーが一度離別した部下の女盗賊と再会した時に言ってるとかならまだわかります。キャラクターの背景から考えれば違和感はないので。

 でもこの主人公って現代日本に生まれ育っただけのゲーム好きな大学生なんですよ。なんかプロローグでくどいほど天才アピールしてましたけど天才ってだけで背景は大したことないんです。そんなガキが「キスや抱擁もさせようか考えたけど跪かせて手の甲にキスさせる方が面白い」って理由で美少女にそんなんさせてるんです。

「もし自分の娘がこんなのと付き合いだしたら」と考えてみてください。嫌でしょ。私は絶対に嫌です。

 

 

キャラクターの説明セリフが長い

 

 恐らくこの作品が持つ最大の問題点と言えるでしょう。

 説明するより実際に見た方が早いと思うので、プロローグに出てきた説明セリフを引用してみますね。まずは異世界に来て間もない主人公に、ヒロインが今いる場所の説明をしているところです。

 

「お兄さんが何処から来たのか知らないけど、ここはトルカ村っていうアーシア国の北の外れにある長閑な村だよ?さっきの森の奥にある迷宮から流れてくる魔物以外は平和な村だね。まあ、流れて来るって言っても地上にいる魔物は一番強いのがブラン(子鬼)位、厄介なのがべトン(スライム)が居る程度だけどね?さっきの魔法薬はあたしがココに住んでからこの村の特産品になった魔法薬だよ。あたしの特殊魔法で効果は数年持続するから外国に行くことが多い商人はよく仕入れに来てるよ。」

 

 村や王国の名称のみならず、出現するモンスターのラインナップと事前に服用させた村の特産品である薬品の説明まで飛び出してきました。来たばかりの人間がそんな情報を知ったとして意味あるのかどうかという思考が抜けているようです。

 WEB小説なるものは改行と余白を適度に用意しないとどうしても読みづらくなってしまうものなのですが、「んなもん知るか」とでも言わんばかりの長文セリフ。

 

 とはいえ長文セリフというだけなら割と普通のミスです。私もやらかした経験はありますし、他の作家さんも書き始めた頃はこういったセリフを入れてしまったことがあったでしょう。

 では次に、主人公から魔法薬について質問を受けて説明するヒロインのセリフを見てみましょう。

 

「良い?さっき君に渡した魔法薬は、魔法と呼ばれる摩訶不思議な力によって製作者が独自の魔法を篭めて使った物なの。私が使える魔法は大まかには二種類。

 一つが治療を専門にした回復系統の魔法。

 もう一つがさっきの魔法薬で使った特殊魔法。

 そこにいるカリンちゃんはその見た目に惑わされるけど、単体規模から大規模な物までの攻撃魔法が使えるわ。

 まあ、カリンちゃんの場合は【魔道具作成】のスキル、言ってみれば技術ね?が使えないから他の村の人に武器として貸してあげる事が出来ないけどね?貸して上げられたらカリンちゃんの負担も随分と減るんだけどねー?」

 

 とうとうセリフで改行までし始めました。しかもこのセリフの直前、地の文で主人公が「こいつ説明キャラか」とか言ってます。そんな後半になると消えそうな属性をメインヒロインっぽいキャラにつけるなと言いたい。

 加えて「魔法薬について」訊かれたはずなのに「各々が使える魔法の種類」と「スキル」についてまで説明しています。明らかな説明過多と言えますね。

 

 この作品、文章の読みづらさが常についてくるんですがその中でも最大の要因がこれなんですよ。

 多分作者さんは小説を書く上で「最初から地の文で世界観の説明を長々と垂れ流すと読者は離れる」みたいな話をどこかで聞くなり知るなりしたのでしょう。そして恐らくは「じゃあ途中途中で登場人物の口から語らせるってやり方ならいくらでも説明し放題じゃん!」という思考に陥ってしまったのではないかなと推測しています。

 結果として世界観の説明を会話の合間に延々と繰り広げられているせいで『現在進行形で登場人物が何を言って何を考えて何をしようとしているか』が頭に入ってこなくなるわけです。

 

 

これまでのまとめ

 

 この『村から始まる異世界王国誕生物語』なるなろう小説は肉の両面焼きの描写で有名となり、実際に読みに行った人々を混沌の渦に放り込みました。

 今まで並べた作品の短所をまとめると、この小説は常用外も含めて奇妙なまでに漢字を多用し、登場人物のセリフには逐一疑問符がつけられ、主人公は頭痛を覚えるレベルで人格破綻者であり、説明セリフがずらずらと並ぶ小説ということになります。

 本当は『ちょくちょく日本語が怪しい』とか『人格破綻主人公のキャラがブレブレ』とか『ダンジョン内に唐突に出てくるタオル厳禁の混浴温泉街』とか他にも色々言いたいことはあったんですけど、この文章を打ち込んでいる時点で結構な時間と体力を使っているのでここまでにしておきましょう。

 

 

総評

 

 結構ズタボロに感想を述べてきましたが、本当に闇が深いのは「私が最低だと思ったなろう小説はこれではない」というところですかね。名前は出しませんがアレと比べたらまだマシな方。

 で、先述したようにこの作品はエタっているわけですが読みづらい文章というものを学ぶ上ではそれなり有用な資料となります。これから小説を書こうとしている方はそれこそ反面教師にしてみてもいいかもしれません。

 それと作品の長所も短所も提示した上で、この小説は例え何点満点であろうと0点の作品ではないと断言しておきます。というより本当に0点の駄作なら長所と呼べる箇所がありませんからね。

 

 同じなろう作家がこんな話するのも変かもしれませんが、決して総合的にクオリティが高いとは言えないなろう小説の中で「主人公が人間としてアウトな性格」「演出ではなく物語的な意味で女性キャラの扱いが雑」というのは割とありがちなんですよ。なので事前に覚悟を決めていたのが功を奏した部分もあったかもしれません。要するに予め耐性をつけておいたってだけの話なんですが。

 

 さて、以前読んだなろう小説の感想はここまでとします。

 メッタクソに叩きまくりましたが私はこの作品自体は特別嫌いじゃありません。かといって好きでもないんですけど、なんていうか「誰かからもらって食べた経験はあるけど自主的には一生買わないであろうお菓子」みたいなものなんですよ。なのでまた続きが出るとか出ないとかという期待みたいな感覚も皆無ですし、仮に続きが書かれても「へー」で流すでしょう。

 

 今後も面白い小説やつまらない小説を読んだらこういった形で読書感想文を書くかもしれません。その時にもしも興味を抱いたら、ご自身で内容を確認してみてはいかがでしょうか。

 最後に作品のURLを貼っておきますので、どんだけなのかを知りたい方はどうぞ。

 現場からは以上です。それではまた次の機会に。

 

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