アニメ感想文『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 第6話』
皆さんこんにちは。ここ最近ずっとブログでは防振りの感想ばかり書いている馬込巣立です。
ただいま仕事から帰ってきてすぐに防振り見始めて、それが終わったばかりのタイミングです。なので誤字脱字あるかもしれませんがその時は言ってやってください。
では、書いていきまっしょい。
動画はこちら
◆作品の概要
ゲーム内でのプレイヤーの集団、通称ギルドの拠点となる住宅を手に入れたメイプルとサリー。彼女らは今まで出会った友人、そして新たに知り合ったマイとユイの二人を迎え入れて“楓の木”を名乗るギルドを設立した。
今回マジでこれだけだったので概要もここまでしか解説できません。
ただそれでいて前回のような虚無回ではなかったのが個人的に評価できる点でした。
◆良かった部分
★リアルの生活が描かれている
良いところ、というよりこれやってなかったら怒ってました。
一晩で二週間もゲームの中にいたわけですから、当然現実での生活に影響は及ぼすわけですよね。そこを誤魔化さずきちんと、それも笑える範囲に留めてデメリットを演出していたのはちゃんとしてるなあと思いました。
可愛らしいキャラクターの日常を描くならこういうシーンを増やすべきなのは間違いありません。ようやくこの作品がどういう需要に応じようとしているのかが見えてきたような気がします。
★マイとユイの動き
この二人の姉妹ですがまあわかりやすい関係が見えてまして、それを動きでも演出してくれているからか視覚的に楽しかったです。
一番わかりやすいのはメイプルから話しかけられた時の反応でしょうか。
警戒心の薄い姉のマイ(左)を妹のユイ(右)が不安そうに守ろうとしている
こういう関係の具現化って非常に大切なもので、これができてるって事はキャラクターのパーソナリティも関係性もそれなりの密度を期待できるんですよ。作り手と受け取り手の間に齟齬が生じづらいというか。
今後も彼女らがどういった形で絆を見せてくれるのか、ちょっと期待してしまいますね。
★ギルドホームの内装
これこそ本当に視覚的情報だけの話になってしまうんですけど、作中でも言及されていたように秘密基地っぽい建物で私も大変気に入りました。
特に気に入ったのが黒板だと思ってたらタッチパネルだったやつですね。
板張りの壁、木製の枠とあってコレですよ。以前も言いましたけどファンタジー要素とこういうSFチックな機構が同居してる演出ドツボなので無駄にテンション上がりました。
このアニメ、こういう要素を不意打ち気味に出してくるから油断ならない。
◆悪かった部分
★急に説明が入るアカシックレコード
カナデの持つスキル、アカシックレコード。前回は秘密と明かされなかったそれが、今回特にもったいぶる素振りも見せず明かされました。
正直萎えましたね。そこは最後まで秘密を貫くべきだったんちゃうんかと。なんでこないだは秘密にしとったんやと。
ただ明かされた内容が「ランダムにスキルが手に入る」っていう微妙に怪しい内容でもあったので、これまだ考察の余地は残されてるんじゃないかなと思っています。まだ私の中でカナデ黒幕説は潰えていない。
★メイプルの認識
「自分が有名であるという自覚がない」というのはいくら何でも無理があります。
というか前回「メイプルがいたら他のプレイヤーが逃げる」とかって話をサリーとしてたんだからそこは最低限認識していないとおかしいんですよ。理屈として。
それに空飛ぶ亀に乗って移動しているプレイヤーが他にいないという認識も働いてれば自分が稀有な存在であるとわかって当たり前なはずなので、これはこの作品において頻発している「主人公の認識が狂っている」問題と言えるでしょう。あの1話でいきなり寝たりしたのと同じやつ。
特に今回みたいなすっとぼけをやられると一気にメイプルの性格が悪く見えてくるんですよね。
例えるならアレですよ。
「いや私なんてお金持ってるだけで大したことないじゃん」
っていう金持ちと
「へへへすげーでしょホラこの諭吉の人口密度見てみ?」
っていう金持ち、どっちが心象いいかって話です。私は後者の金持ちと友達になりたい。別に奢られたいとかじゃなしに。
◆総評
不満も言いましたが今回は割と良かったです。やっぱ毒竜くんがいないだけでスッキリするな!
本当は「ギルドホームを手に入れるための過程とかもうちょっと描写できなかったか」と思わなかったわけじゃないんですけど、考えてみたらもう6話なんですよね。1クールの折り返し地点に来たのならスケジュールに余裕はなさそうです。
であれば今は収束に向けて準備するべき時なので、今回くらいの密度が丁度よかったのかなと。第4イベントとやらでギルド対抗戦やるならこれまで出てきた連中とも衝突するでしょうし、今までのように楽勝とはならないかもしれませんね。
何だかちょっと希望が見えてきました。このまま期待を裏切らずベストを尽くしてほしいところです。
それでは、現場からは以上です。